Ryuya IIDX

BMS 宮水 三葉 (065517) SP★★

LR2の後継機(?)beatorajaの起動・設定・実際にプレイするまでの手順

beatorajaというLR2の後継機として注目されているプレイヤー、みなさんはご存知ですか?

色々と便利な機能が追加されています。後ほど紹介しますが、僕が個人的にいいなと思ったのはEX-HARDですね。IIDXでおなじみのオプションですがBMSでもできると思うと遊びの幅が広がってワクワクしますよね。

※バージョン0.3.7現在の内容になります。

 

 

 

 

☑ ダウンロード

それでは早速ダウンロードしましょう。

Releases · exch-bms2/beatoraja · GitHub

Latest releaseのbeatoraja.zipをクリックです。

 

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ダウンロードしたものを解凍して、ファイルを開くと中身はこんな感じです。

本体は拡張子が(.jar)のものですが、まずは設定のためにbeatoraja-config.batをダブルクリックします。

 

 

■エラーで開けないとき(64bit版)

僕もそうでしたが、batファイルをダブルクリックしてもすぐにウィンドウが閉じてしまうという方が多いようなので...

そんな場合は

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beatoraja-config.batメモなどで開き、 pause と追加して起動してみましょう。

Error:以下に書かれているのが原因です。

特に「Error:Could not create the Java Virtual Machine」というエラーが多いと思います。

 

上記のエラーの解決手順をまとめました。

ホームボタン+Rで[ファイル名を指定して実行]を表示

[C:\Program Files\Java\] を打ち込み OK をクリック

そこにファイルが存在していれば削除

コントロール パネル\プログラム\プログラムと機能からJavaをアンインストール

["C:\Program Files (x86)\Java]にあるファイルも全て削除

Java SE Development Kit 8 - DownloadsからWindows(×64)を選択しインストーラーをダウンロード

インストーラーを起動してインストール後再起動

 

 

■エラーで開けないとき(32bit版)

32bit版は正式には対応していないようです。

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beatoraja-config.batをメモ帳などで開き、"-Xms1g -Xmx4g"を消せば一応起動することはできます。

しかし容量の大きい曲などを選曲するとOutOfMemoryが原因で終了してしまいます。

 

 

☑ 設定

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さて、バッチファイルを開くとこんな画面です。LR2に似ている設定画面ですね。

6つのタブの機能を説明しながら設定していきます。

 

 

■Videoタブ
  • フルスクリーンのON/OFF
  • 解像度の選択 SD/HD/FULL HD/ULTRA HD
  • 垂直同期(基本的にOFF)
  • MaxFPS 任意で最高FPSを指定できる。PCのスペックが足りないときは下げると良い。FPS0にすると上限がなくなる。
  • LR2でHDスキンを使っていた人やFPSを上げたい人・下げたい人はここで設定しておきましょう。

 

 

■Audioタブ
  • Audio output 音の出力先を指定
  • オーディオバッファ 同時発音数
  • 基本的にデフォルトでいいでしょう。

 

 

■Resourceタブ
  • BMS Path / LR2でいうJUKEBOX1。追加したい任意のBMSがある場合、パスを指定して追加することができる。
  • Table URL / 難易度表を読み込むことができます。Ribbit! • BMS 難易度表まとめよりGLAssist 公式対応しているリンクのURLを入力すると読み込んでくれます。
  • 曲や難易度表を追加した場合、楽曲読み込み・難易度表読み込みをしましょう。

 

 

■Play Optionタブ
  • HI-SPEEDはとりあえず1。ノーツ表示時間は3/5倍するとIIDXの緑数字と対応します。(つまりデフォルトの500は緑数字300)
  • レーンカバーとリフトも任意の高さに調節できます。
  • 判定タイミングは整数で調整できます(99~-99まで)。正数はSlow側に(↓)、負数はFast側に(↑)判定位置が変わります。
  • 譜面オプションR-RANDOM(ローテーションランダム)、SPIRAL(ノーツのあるライン毎に等間隔でローテーション)、RANDOM EX(皿を含めたランダム)、S-RANDOM EX(皿を含めたS乱)が追加されました。
  • ロングノート種類 LONG NOTE(LR2仕様のCN)、CHARGE NOTE(終点のあるCN)、ヘルCNから選べます。
  • ゲージ種類にASSIST EASYEX HARDが追加されました。
  • アシストオプションにはEXPAND JUDGELEGACY NOTEが追加されました。また、BPMガイドをONにすると、停止するタイミングで黄色い線、ソフランするタイミングで緑色の線と緑数字が表示されます。

 

 

■Skinタブ
  • プレイスキンを変えることができます。選曲画面やリザルト画面は変えられません。
  • beatoraja-config.batと同じ階層にあるskinフォルダ(無い場合は作ってください)に入れたLR2スキンが使えます。
  • LR2のHD、フルHDスキンも一部使えるようです。

 

HD・フルHDスキンを使う場合、スキンの設定が必要になります。LITONE3を例に紹介します。

beatoraja/skin/LITONE3/Play/AC7WIDE.lr2skinをメモ帳などで開く

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#RESOLUTION,n(HDなら1、フルHDなら2)と追加しましょう。

 

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プレイサイド・ジャッジ表示・ボムの種類などを設定していきます。

 

 

■Otherタブ
  • BGA(バックグラウンドアニメーション)のON/OFF/AUTOPLAY、beatorajaではHD以上のBGAが再生できるようになりました
  • フォルダランプのON/OFF
  • 2P side / 2P側の人は忘れずにチェックを入れてください。
  • 最小入力間隔(ms) 1/1000秒(ms)単位で指定できます。60~80msにすると良いです。overjoyなどの高難易度では稀に30ms未満の縦連があるので、縦連反応しないと思ったら30msくらいまで下げましょう。
  • 判定アルゴリズム / LR2風(GOOD範囲内のノーツを優先、コンボが切れにくい)、IIDX風(最も近い未処理ノーツを優先、点が取りやすい)、最下ノーツ最優先(遅BADハマりしやすい)から選べます。
  • 判定詳細表示 / ±ms、EARLY/LATEから選べます。前者はギタドラっぽい感じですね。
  • import LR2 score / LR2files/Database/Score/ユーザID.dbからLR2のスコアデータベースファイルをインポートできます。

 

 

☑ 起動

さて、設定ができたら左下の起動ボタンを押してbeatorajaを起動しましょう。

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こんな感じです。マウスのホイールやクリックなどで動かせます。

 

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キーボードやコントローラーのキーコンフィグはキーボードの[6]キーを押せば開きます。キーボードの十字キーとエンターキーを使って設定していきましょう。

HD画質以上でbeatorajaを起動しないとキーコンフィグが画面からはみ出してしまうみたいです。

 

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選曲画面でSTARTボタンを押すとオプション画面が開きます。

 

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選曲画面で3or7鍵長押しでトレーニングモードのようなものができました。

開始位置や終了位置を変更できたり、判定ランク・FREQ・オプションなどを選べるようです。家庭用IIDXのトレーニングモードっぽい感じです。

 

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実際にプレーしてみるとこんな感じです。★4のAngelic LayerにオプションEX HARDをつけてみました。EARLY/LATE表示などデフォルトであって便利ですね。

 

 

☑ BMSファイルなどを関連付ける方法

beatorajaはJavaで作られている(.jar)ファイルのため、そのままBMSファイルをD&D起動することはなどは出来ません。
Launch4jでbeatorajaを(.exe)ファイル化するとそれが可能になるので試してみます。

 

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launch4j.exeを起動。

Output file : 出力先とアプリケーションの名前を決めてパスを入力。

Jar : 変換するbeatoraja.jarのパスを入力。

左上の歯車マークを押すと

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できました。

 

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これをbeatoraja.jarと同じ階層に置き、bmsファイルをドロップすると

 

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beatorajaが起動してドロップしたbmsファイルの譜面が流れ始めました。

(.exe)化したことにより、BMSEやBmsONEなどのエディターで外部ビューワとして設定することも可能です。

 

 

☑ プレーしてみた感想

BMSの遊び方が広がった!

LR2スキンへ完全対応したり、インターネットランキングが実装されたりすれば、beatorajaはLR2の後継機になりそうな予感がしました。

 

設定が難しかったり、直感的に操作できないな~と感じることもありましたがリアルタイムで開発が進んでいるのでこれからどんどん改善されると思います!

Wikiを見ても使い方の説明がほとんど載っていなかったので、少し詳しく説明してみました。